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愛知県河口堰最適運用委員会県民講座に参加

本日開催された愛知県河口堰最適運用委員会県民講座に参加してきました。
内容は以下の通り
県民講座チラシ

オランダのハーリングフリート河口堰開門の報告と
韓国の洛東江(ナクトンガン)河口堰開放に向けた取り組みの報告

始めにオランダから
オランダの報告
1953年2月の北海大高潮でデルタ地帯で甚大な被害が出てその対策として
河口を締め切り、これによって淡水化した水を飲料や農業用水として使う
デルタ計画ができた。

ところがこれにより鮭などの遡上障害、環境の悪化、河岸浸食、ヘドロの堆積といった
マイナス面が目立つようになった。

このためハーリングフリート堰の操作方式の変更をすることになった。
3分の1のゲートを95パーセント開門汽水域を復活させ生態系を再生させることになった。

韓国からは飲料水と工業用水の確保でつくられたナクトンガン河口堰によって
現われた
水質の悪化
汽水域生態系の棄損、シジミやウナギなど汽水域固有種の喪失による地域経済の悪化、
文化財保護地域(渡り鳥渡来地)の棄損
などの問題が大きくなりこれを再生させるため河口堰の開放にむけて取り組むことになり、
その過程と問題点の報告があった。
韓国からの報告
被害の1つの例、
水質の悪化
流れを止めることでアオコのが発生
4大河川事業の被害

韓国環境部の公務員と大学の専門家や民間団体が参加した専門委員会で
4大河川の再自然化に取り組む。

様々な実証試験をしながら少しずつ進めて行く計画でその結果により
水門の開放を推進していくとのことでした。

両方ともまだ開放にむけて模索しながら少しずつ取り組んでいる状況ですが
開放に向けて確実に進んでいるところがちょっとうらやましいですね。

一方で長良川河口堰を開けるどころか、国土強靭化計画を謳い、ダム建設など公共事業を
いままで以上に拡大していこうとしている日本は、どこまでコンクリート化すれば
済むのでしょうかね。
永遠にコンクリート化し続けるつもりなのでしょうか。

でも人ってコンクリート化した人工的な街が嫌いじゃないんですよね。
今日の会場の愛知大学があるささしまライブ周辺を歩いて、たくさんの若者が
集っているのを見てそう感じました。

最先端の人工的な街で自然を取り戻そうという話をする。
なんか皮肉な感じですよね。

しかし時に、便利さは自然に対する畏敬の念を忘れさせてしまう。
コンビニの愛知大学店の前に「ここは海抜1.6メートルです」と表示があった。
すぐ横の中川運河の水面は近かった。









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やった!サツキマスの産卵

久しぶりに魚のお話。

日曜日の夕方から郡上に出かけました。
この日は暗くなるまで1時間ほどしかなかったのでちょっと畑と庭の点検をして
終了。

今日はタマネギを植えるために畑を整備。
耕しては出てきた小石を拾って川へ投げ入れているとドボンと入ったところから
30センチ~40センチほどもある大きな魚の陰が移動するのが見えました。

最初は川ゴイかウグイだろうと思っていましたが、すぐに元の位置に戻り
一定の場所を守っているような行動をするのでおかしいなと考えていたところ
思い出したのが昨日は増水で中止になったサツキマスの産卵観察会だったこと
でした。

しかし畑下ではいままでサツキマスを見たことがなかったので「まさか?」と
半信半疑。

でもよく見ると2匹で行動し他にも20センチほどの魚が周りをウロウロしているのが
見え以前観察会で見た様子と同じであることで確信。

もうそれからは畑仕事は忘れサツキマスの行動に夢中になってしまいました。
さっそくカメラを取ってきて写したのがこれ。
サツキマス産卵行動1
なにせデジタルバカちょんカメラなのでわかりにくいかと思いますが
中央の棒のような物が魚です。

この日の全体の川の様子はこんな状態
少し水位が高いです。
本日の水況

なお1枚目の写真はこの川の中央付近です。

以前からこの辺りで産卵してもおかしくないのにと思っていましたので
それが現実となり嬉しくてたまりません。

ここに2匹だけではなく他にもまだいるのではと探すとやはり少し下流にいました。
サツキマス産卵行動2
尾で産卵床をつくってるのでそこだけ丸く白くなっています。
ここには他にもたくさんいました。
サツキマス産卵行動4
大きい物はオスでしょうか40センチ以上ありこの場所では一度に大きいものを
5~6匹確認。
他にもアマゴ独得のマークのある20センチほどのものも数匹。

追い回されている魚もいたので卵を食べようとして集まってきているウグイなども
いたようです。

川の横に家があるので特別不思議なことでもなく当たり前のことなのかもしれませんが
自分の畑から産卵行動が見られることに大興奮。

おかげで畑仕事全く進みませんでした。
困った~。

でもサツキマスの頑張りが見られるなら我慢しちゃいます。
来年もきてくれるかな~?

楽しみがまた1つ増えました。










洪水対策

前回の更新から一週間、台風19号による被害が拡大し続けています。
亡くなった方も本日21日の夕方のニュースでは81名になってしまったとの
ことでした。
まだ行方不明の方もみえます。.
.
片付けもまだまだこれからが大変。
なんとか乗り切っていただきたいと願うばかりです。

ところで、この台風が来る前に長良川で洪水対策の工事をしているということで
市民学習会の有志で見てきました。

というのも工事の計画はわかるが、やり方がおかしいのではと地元の方が
疑問をもっているとのこと。

市民学習会のメンバーもこのところいたる所で長良川がいじられているのを
目にし気になっていたので良い機会だと案内をお願いしました。

中川原地区の公園で集合。
集合

案内していただいたのは地元自治会の酒井さん。

堤防道路にはこんな看板が2枚
工事看板1

工事看板2

河原へ降りていくと伐採された木の根の山
山積みの木の根

近くには丸太が積んでありました。
伐採された木

ところでこの切られた木々ですが、現場の事業者としっかりとした連絡が
取れていなくて工事計画にないものまで切られたとのことでした。

近くには以前、地元の要望でつくられた木工沈床のあともありました。
木工沈床

今は流れが変わってしまったので跡として残っているだけですがこの沈床の前に
並んでいる低木は地元の方が護岸を守るために植えたものだそうです。
これも今回の工事で撤去される予定です。

市内の忠節橋下流には水に浸かって残っていますが、魚や蟹などの隠れ場所とも
なっています。

この辺りには竹林も多く、姫ホタルの群生地だそうでその季節にはホタルの乱舞も
見られるそうですが、それも今回の工事でどうなるか心配されていました。
姫ホタル生息地付近の見学
木曽川上流河川事務所としてはとにかく早く水を流したいようで
堤防をコンクリートブロック張にする予定だそうです。

治水が大切なのは分かりますが長良川が心配です。

台風19号による水害

台風19号による被害が甚大です。
50人を超える死者や行方不明の方が出てしまいました。

ほとんどの方が水による被害です。
被害に遭われた方にはお見舞い申し上げますとしか言葉がありません。

長良川流域は雨、風ともそれ程でもなく様子を見てきましたが平水で濁りもなく
いつもの長良川の流れでした。

実は今回は10月7日に行った岐阜市の鵜飼大橋上流右岸の治水のためという
名目での工事の現状について紹介する予定でした。
紹介は次回以降に回したいと思っていますがこの現場を見て治水について考えるため
先週ある本を読んだら今回の台風19号による大被害。

自分自身あまりの偶然にビックリしてしまいました。

その本というのが私たち「河口堰建設に反対する会」の事務局長・天野礼子の
「だめダムが水害をつくる!?」です。

だめダムが水害をつくる

2005年10月に講談社α新書から出版された
前年2004年夏の水害列島をレポートしたものでこの年の水害の検証を中心に
それ以前の水害もふまえ治水について考察した本です。

ダムは治水に役立たなかったばかりでなく水害をつくった面もあるのではないかと
国土交通省のダム造り一辺倒による治水に疑問を呈しています。

そしたら今日14日の中日新聞でこんな記事がでました。
中日新聞10月14日記事 

ダムの適切な操作が行われなかったことが被害をより大きくしたのではないかと
問う内容です。

昨年の西日本豪雨でもダムの緊急放水により逃げられなくなり
亡くなられた方もいました。

しかし、天野の本によれば、1971年8月四国の那賀川で同じような事が起き
その後1975年には「ダムは洪水を増大させた」と裁判になり地裁では
ダム操作と管理ミスを認め住民勝訴したものの高裁と最高裁で
管理に著しい不当はなかったと住民敗訴になったとあります。

1971年から50年近く経過した今も同じようなことが繰り返されている。

今回の台風被害のことが落ち着いたらダムとそれに伴う川の用水路化だけが
治水なのかしっかりと検証してもらいたいものですね。

長良川にもいままさに内ヶ谷ダムが建設されています。
決して人ごとではありません。













新しくできたチャラ瀬

7月12日と9月6日の記事で鵜飼船を通すために岐阜市内の納涼台の少し上流
左岸側で河川工事をして流れを変えた現場を紹介させてもらいました。

念のため現場を再度掲載させてもらいます。
流れを変える工事

その後、9月末になって雨が少なく水位が下がった事もあり、工事した現場の
すぐ上流でチャラ瀬ができ船がのぼれなくなているとの情報をもらい
見に行ってきました。

行ってみるとこんな状態
新しくできたチャラ瀬1
写真上下中央右側が上の写真の現場で、その上流30~40メートルほどの所が新たに
チャラ瀬となっていて鵜飼船が上流に航行できなくなっています。

近づくとこんな様子。
新しくできたチャラ瀬2
歩いて川を横断できます。
いったい何のための工事だったのでしょうかね

このチャラ瀬の上流には平工さんの瀬張り網漁の漁場があり準備もしてありました。
平工さんの瀬張り
この写真の切れた右側が先ほどのチャラ瀬です。

これでまた工事?
鵜飼は今月15日で終了だし、さすがに落ち鮎の漁期には工事しないと思いますが
来年の鵜飼開きまでにはやるんでしょうね。

でもまさか
「だから早く徳山ダムの水を流しましょうよ」なんてことにならないでしょうね。

そんな事になったら世界農業遺産の長良川と宮内庁式部職の鵜飼が泣きますよ。












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nagarask@gmail.com

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