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大量のアユの遡上に出会う

 28日の日曜日は長良川下流域環境調査の日でした。

この報告は写真の数が多いので今年は河口堰建設に反対する会のHPで
したいと思っています。

なのでここでは様子を少しだけ

2艘の船で行いました。
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揖斐川での採泥の様子です。
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閘門をくぐって河口堰上流の環境観察へ
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午後からはカニの比較採取や木曽川との環境比較観察が行われました。

詳しい報告はあらためてHPでします。
HPに掲載できましたらここであらためてお知らせいたしますので
よろしくお願いします。

さて本日5月31日は6月11日に開催予定の討論集会の会場の下見でした。
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長良橋下流の右岸堤防道路の横にある国際会議場の駐車場にいくため
橋の下を潜るのですが、車から川を見ると水中の石が磨かれている
ような石の雰囲気。

もしかしたらアユが居るのではと気になり、下見が終了したあとに
覗きに行ってみました。

すると予想通りアユがいました。
それもビックリするほどの数。

慌ててスマホで撮影
どれも魚が小さくとても解りにくいですが、よ~く見てください。
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写真の上下の真ん中あたり右から左まで帯状になって遡上してます。

もう1枚
こちらは右の下から弧をを描くように写真中央を通り左の上下真ん中に
かけて帯状になっています。
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魚を確認したくて積んであったタモで掬うと偶然1匹取れました。
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口が大きく鱗が目立たず、やはりアユでした。
体長5センチほど

他の場所では苔を食む様子も
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先日の雨で川の水量が増え川岸の近くまで水が来て、体の小さいアユは
浅くて流れが緩い場所を選んで遡上しているのでしょうが
それにしても数の多さにビックリです。

岸辺の水の中に立って見ていると次から次へと帯状になった稚鮎の群れが
目の前を通過していきます。

前回ここで3匹の死骸を見つけたと載せましたが、これだけのアユがいれば
3匹の死骸が見つかっても納得がいきます。

前回から1週間以上ずっと遡上が続いているのでしょうか?
もしそうだとしたらすごいことですね。

ただ、それにしてもこの時期にこのサイズ。
大きくなるのでしょうか?

それとも琵琶湖のアユのように大きく成長すること無く秋を迎え
成熟してしまうのでしょうか?
気になるところです。

今年は岐阜市内の長良川に通って様子を見る機会が多くなりそうです。

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釣りが長良川散策になってしまった

 岐阜市内の長良川もそろそろ魚が動き出したのではないかと
期待して久しぶりにぶっ込み釣りに行ってみた。

場所は大縄場大橋の下
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ミミズの餌で竿を2本出してみた。

ところがオイカワの稚魚らしき小魚は見えるものの竿はほぼ反応無し状態。
1時間ほどやって場所移動を考え出したときにやっと1匹。

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8~9センチ有り立派なヌマチチブです。
以前は岐阜市のレッドリストの準絶滅危惧として載っていましたが
個体数が多いということで今年はずされました。

しかしこの後もやっぱり反応無しだったので諦め移動。

 次は上流の岐関大橋下流左岸側のテトラ帯。
ここでも2本竿を出したものの全く反応がなくウロウロしていたら
テトラの隙間で稚鮎を発見。

DSCN4059 (2)

結構な群れで泳いでいましたがほとんどが6~7センチほどでよく見ないと
アユかわからないほど。

このアユは1匹だけ大きい方で8~9センチほどでした。
口の大きさと追い星の黄色がハッキリとしてアユと確認できます。

アユが確認でき嬉しかったのですが釣りとしては前の場所よりひどく、
餌のミミズがそのまま残ってくる状態で30分ほどで切り上げました。

2ヶ所回ってあまりにも反応が無いのでこの日の釣りは諦め、
川の観察に変更。

今度は長良橋まで移動し橋の右岸側上下流を散策。

水位が高かった後、水が引いて浅瀬になった所を歩くと
アユの食み跡が残っている石がたくさんありました。

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他にも
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そんなところを歩いて見つけのが3匹の稚鮎の死骸
こちらは6センチほど
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下のアユはまだ死んで間もないようで色もきれいでした。

もう1匹は10センチを超えるほど
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3匹ともサイズや頭のとがり具合や尾びれの鋭角的な形から見ると
海産遡上アユのようです。

この場所、昨年は食み跡があまり見られませんでしたが、
今年は見られるのでアユの遡上が多いかもしれません。
ただこの時期でこのサイズでは今後大きく成長するか心配ですね。

ところで、魚の遡上をお待ちしているのは我々人間だけではなく
こちらの方も。

DSCN4080 (2)
見かけたのは1羽だけでしたが、気ままに鵜飼を楽しんでいらっしゃいました。

この日、釣りは全然ダメでしたが、川を歩くと逆に色々な発見があって
面白いですね。

これからも時間を見つけては長良川の色々な場所を散策してみたいと
思います。

皆さんも長靴履いて川岸を散策してみてはいかがですか?
きっと面白い発見がありますよ。

導水路とレッドリスト

 2月14日に河村市長の徳山ダム導水路容認発言が出てから
にわかに慌ただしくなった長良川周辺の動き。

3月18日には名古屋で河村発言に対する市民による抗議集会が開かれ
この5月13日には名古屋の中区役所ホールにて名古屋市主催の意見交換会が
開かれました。

そうしたこの間の流れと今後の活動について市民学習会ニュース号外を発行しました。
小さいので読みにくいかもしれませんがご容赦ください。

1ページ目
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2ページ目
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3ページ目
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4ページ目
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3ページ目左上のチラシはこれです。
img050.jpg

長良川に、導水路から徳山ダムの水を入れることの問題点を
考える集会です。
もちろん無料です。
ぜひ参加ください。

本日は午後からメディコスでこのニュース号外と討論集会のチラシの発送作業でした。

発送作業が終わると実行委員会があり、
夕方4時30分からは市役所に移動して岐阜市の環境保全課に申し込んでおいた
懇談会が行われました。

岐阜市のレッドリストからアユやサツキマスが外されたことや
岐阜市内の長良川流域で行われているひどい河川改修を中心に
やり取りする予定でしたがここに導水路問題が加わり1時間を超える
懇談会となりました。

市役所の関係者の方々
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市民学習会の参加メンバーなど
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導水路や環境を無視したような河川改修への岐阜市の考え方に
ついては予想したとおりの返答。

基本的には国や県に事業なので市として直接できることは無く、
この場での意見を伝えるというお返事でした。

レッドリストからアユやサツキマスが外されたことについては
外された理由の
「天然個体か放流個体かの判別が困難」というのはおかしいのではないか。

実際に市場では判別され、天然個体と放流個体で値段が違うし
釣り師は海産物と放流物を区別している。

もっと基準を科学的にしたレッドリストにしないとレッドリストそのものが
成立しないのでは無いかと意見を言わせてもらいました。

この点については、外した理由の本音が漁業関係者の反発(岐阜新聞記事)と
いうこともあり岐阜市としてもなかなかつらい立場ではある様子。

とはいえ
1時間以上に及ぶ市民団体との懇談の場を設けてくださった岐阜市からも
長良川を守りたいという気持ちは伝わり一緒に工夫できると良いなと
感じる懇談会になりました。

それにしても何だか慌ただしい長良川についての1日だったな~










2023年アユ漁の始まりです

 先日、ひるがの高原で200ミリ以上の雨が降ったとのことだったので
9日に岐阜市内の長良川を見に行ってきました。

鵜飼観覧船乗り場に行くとまだかなりの増水でササ濁り状態でした。
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11日は長良川漁協管内のアユ漁の解禁で鵜飼も始まります。

湊では鵜飼の準備をしていて、コロナが5類になったこともあり
これまで観覧船に取り付けてあった衝立の撤去作業に忙しそうでした。
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船の中の衝立は狭い印象を与えます。
これでやっと伸び伸びと船上で食事をしたりできるようになります。

今年1年間コロナ前のようなゆったりとした観覧ができると良いですね。

この水量の中、橋の上流に船が出ていましたがこれも鵜飼の準備なのかな?
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関係者の方もとりあえずコロナ対策からも開放され期待が大きいので
準備にも力が入りますね。

 さてこの日出かけたのにはもう一つの目的がありました。

川が増水していることはわかっていたので釣りではなく貝の観察。
これまで貝を探し歩いているところに1つの条件があると思い
それを確かめに行きました。

場所は各務ヶ原市の境川に流れ込む用水。

先ほどの条件をイメージし、ここならいるのではと用水を見ると
シジミですがこんな状態。

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底にビッシリと重なっています。

水中写真でみるとこうです。
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すこし離れた所もこんな状態です。
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河口堰ができる前の長良川のヤマトシジミもこんな状態だったのですかね?

これだけシジミがいるならマツカサガイなどの他の2枚貝もいるのではと
期待して探してみました。
しかしかなりの面積を探し歩いてもシジミ以外は出てきませんでした。

でも思っていた条件があるところには2枚貝がいることがわかり
これからの貝探しが闇雲に探すのではなく、狙いを定めてやれそうで
ひそかに期待しています。

その条件については、狙い通りシジミ以外の貝が見つかったら
お知らせします(笑)

ただこれから田んぼに水が入り用水も深くなり探しにくくなるので
貝探しも少し後になりそうです。

アユ釣りも始まりますしね。
忙しい忙しい。



タナゴ探しでビックリ

  3日から本日4日に郡上の小屋に行ってきました。
行く途中、鵜飼大橋を通ったら下流の右岸側
グランドホテル前がバーベキュー(キャンプ?)の人で大賑わい。

美濃市の旧美濃橋下流も車とテントで溢れかえっていました。
ゴールデンウイークですね~

さて少し前ですが、タナゴが出てきて水の中が賑やかになってきたのでは
ないかと赤虫を持って伊自良川に探しに行ってきました。

ところがこの日は天気は良いものの風が強く水面がざわつき
釣りには不向き。

 用水なら風は避けられるのではと以前アブラボテが釣れた場所へ移動。
しかし思ったほど出てきていなくて数匹見られただけ。

他にいないかと探してウロウロしていたら
目に入ったのがこれ。
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貝がビッシリと底に詰まっています。

慌てて車から長靴を出し用水の中へ
すると近くにも用水の壁に沿うようにビッシリ。

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タナゴがいる用水なので2枚貝がいることは想像できますが
これほどの量がいるとは想定外で驚くばかりでした。

当然貝の種類を確かめるため採取。
この4種類でした。
IMGP0631.jpg

タイワンシジミを除くと多くは写真左下のマツカサガイで、次に多いのが
オバエボシガイ(右下)。

トンガリササノハガイも見つけられましたが、かなり探した結果です。

記録のため採寸もしました。
マツカサガイ 
私がこれまで見た中でもかなり大型の部類です。
IMGP0632.jpg

オバエボシガイ
IMGP0633.jpg

トンガリササノハガイ
IMGP0634.jpg

3面張りの用水なんですが砂の溜まっているところで元気に生息。
嬉しくて写真だけ撮らせてもらい元の場所へお帰りいただきました。

最初の狙いのタナゴは残念でしたが、素敵な場所が見つかり足取りも軽く
帰ってきました。

これからも確認のため時々観察に行こうと思っています。

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Author:nagarask
問い合わせ
nagarask@gmail.com

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