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疑問だらけ

11月9日に郡上在住のある方から電話をもらった。

11月4日のNHKのさわやか自然百景「長良川・夏」を見たかとのこと。

ちょうどこの日は前回のブログに載せたように愛知県民見学会の日。
お手伝いに行っていて見ることはできなかった。

そのように返事をすると「番組のナレーションで『長良川にはダムがなくさまざまな生き物が
自由に行き来します』と言っていたおかしくないか」とのことだった。

見ていなかった私には電話口でその音声を聞かせてくれた。

その後NHK岐阜に問い合わせてみたあと再度電話をくれて
NHKは行政などに聞き制作し、河口堰はダムではなくあくまで堰との理解と
とりあえずの返事をもらったと教えてくれた。

NHKは長良川の素晴らしさを紹介する番組を制作したかったのであろうが
これまでの河口堰問題の経過や現在の問題点など知っているはずである。

サツキマスの壊滅的な減少は?
シラスウナギの遡上はあった?
鮎だって受精卵を河口堰まで人の手で運んでいるし、
漁獲量が少なくなって魚苗センターも拡充しなければならなくなった。
「自由に行き来している」は,ないのでは?

正確な情報を伝えて欲しい。

魚苗センター拡充については岐阜新聞WEBの記事でも
同じようなことがあった。

岐阜新聞WEB記事
ちょっと不鮮明ですが興味のある方は「岐阜県魚苗センター拡充」で検索してもらえば
出てきますので見てください。

この中に長良川河口堰の魚道で捕った鮎を育て採卵し飼育放流するという方式を
とったとある。
その理由の1つとして冷水病に感染しやすい琵琶湖産に依存していたので
1990年代に漁獲量の減少を招いたとある。

いかにも琵琶湖産鮎の放流が原因のように書かれているが
同じセンター拡充についての読売新聞のWEB記事によれば1992年がピークで
そこから減っていると書かれていた。
1993年から減り始めた訳だ。

1993年といえば1995年運用開始の河口堰の本格的な建設工事の時期と一致する。
つまり河口堰建設の影響が一番大きいと考えるのが普通ではないか。

この記事は岐阜県など河口堰の負の部分に触れたくない方面からの発表だけをもとに
書かれたのでこのような内容になったのではないか。
琵琶湖産鮎も結構なとばっちり?

それにしても書いた記者さん何も疑問持たなかったのかな~。
それともわかっていて・・・・・
なんか報道などいろんなところでこんなところが目に付くこの頃です。


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河口堰愛知県民見学会

11月4日は愛知県主催の「河口堰愛知県民見学会」が実施された。
愛知県民を対象に40人の参加者を募集したところすぐに定員が埋まったとのこと。

内容はいつもの環境調査のように揖斐川と長良川で採泥し比較観察。
鮎孵化場、愛知県と三重県の取水口など水源の見学後、
上流へ移動し船頭平閘門と長良川用水新大江揚水機場について学ぶもの。

今回はその採泥調査だけお手伝いに行ってきた。
名古屋を出たバスが赤須賀漁港に到着。
早速40人が2艘の見学船に乗船。
2艘に乗船
採泥する河口から4キロ地点まで移動。
測定現場へ

揖斐川と長良川で採泥し比較して見てもらいました。
下の写真は長良川河口堰下流部の泥です。
2層化
今年は台風などで河口堰を全面開放することが多かったので砂が流れてきて
ヘドロの上に溜り2層化していました。

表面は砂があったが下のヘドロに酸化還元電位計をいれるといつも通り
値はマイナス。
11月4日の長良川
揖斐川はきれいな砂で、値はプラス。

その違いのメカニズムを粕谷先生が解説すると皆さん真剣に聞いていました。
解説中の粕谷先生

その中でも「この何層にも溜まった泥を調査すれば福島原発の放射性物質が
出てきますよ」という内容を話された時にはビックリされている方がいました。

でも大雨で河口堰を開放すると砂が流れて堆積するということは河口堰を開門すれば
環境が結構早く戻るということの証明では無いでしょうかね。
こうしたことを確認する意味でも開門調査してみてほしいものですね。

この後見学者の方々は閘門を通って河口堰上流へ移動。

私たち採泥調査担当組3名はここで役目を終了し赤須賀へ帰港しましたが
この日は貝の競り市が行われる日で港では漁師さんが水揚げや選別などで
忙しそうでした。
桑名港の水揚げ

時間があったので帰る前に競り市を覗いて見ました。
貝の競り市

見ていると下の網の茶色の物はハマグリですが上の網の物は見慣れない貝。
この貝は?

近くにいた方に聞いてもよくわからず帰ってから調べてみるとどうやら
これがホンビノス貝らしい。(私はもっと白いイメージを持っていた)

今回の採泥船の船頭をしてくれた大阪渡船さんの奥さんもシジミが全くとれず木曽川の
23号線の橋の辺りまで出かけているがそれでもだめで漁師さんが困っていて
ホンビノス貝なども捕っていると話されていました。

私自身も初めて現物を見たのでわからずシジミのでかいやつかと思ったのですが
どうやらこれだったのですね。
外来種の貝ではあるけれど味は結構美味しいらしい。
こんど機会があったら食べてみたいと思います。

それにしても木曽3川すべてのシジミがダメになっていくとはどのようなメカニズム
なんでしょうか?
河口堰の影響も含めしっかりとした調査研究をしないと河口部だけでなく
伊勢湾全体がダメになってしまうのではないかと心配になります。





桑名でお話を聞く会

7月の大雨で延期となっていた桑名でお話を聞く会が23日(日)に行われたので
参加してきた。

内容は赤須賀のシジミ漁の現状と河口堰の危険性について

シジミ漁については桑名市議でありシジミプロジェクトの伊藤研司さん。

シジミ漁1


平成9年に1800トン近くあったものが平成28年には200トンまで減少
特に平成23年以降急激に減少してきています。
シジミ漁の経年変化
現在木曽川では漁をしていないそうで、長良川でもほぼ漁獲が無い状態。
ほとんどが揖斐川での漁獲。

1995年7月
シジミ漁3

その後時間が経過するに従い長良川が荒れ始めます。
シジミ漁4

左はゴミの中にも貝が少し見えます。
しかしその後はヘドロとゴミばかりになっていきます。

現在長良川では河口堰下流ですこし獲れているが川の両端の砂地で
生息が確認されている程度とのこと。
中央部はヘドロ状態なので生息せず漁はできない。
(国交省と水資源機構はヘドロではなくシルトと言い張っている)

揖斐川も減ってきているのは、これは原因が特定されたわけではないが
徳山ダムの影響があるのではないかとのことでした。
(餌となる有機物がダムで流れてこなくなった可能性が高い)

このような現状なのでシジミ漁だけでは食べていくのが大変でアルバイトを
している方も多いとのことでした。

伊藤さんは河口堰ができる前から現在までずっとこのシジミの調査を続けていて
市議会でも漁獲量回復のためにどのような施策を行おうとしているか質問している
とのこと。

これに対する答えは調査で稚貝が確認されたところもあるので期待している
との返事だそうである。

こんな答えしか返ってこなくても調査し質問をつづけているのは
「忘れられるのが一番怖いから」と言われていたのが印象深かった。


河口堰の危険性については
河口堰のすぐ東に住む加藤良雄さんのお話。
高潮被害の話

今日9月26日は伊勢湾台風に襲われたくさんの死者が出た日ですが
加藤さんも被害にあわれ親族の方を亡くされています。

この経験をふまえ河口堰建設が計画されて以来ずっと危険だと訴えてこられています。

伊勢湾台風では河口堰のすぐ上流にある国道1号線の伊勢大橋の支柱に高潮が
ぶつかり長島町側が破堤、水が流れ込んだ。

加藤さんも流されたものの本当に運良く難を逃れることができたそうであるが
その経験があるので伊勢大橋より太い河口堰の支柱を伊勢大橋すぐ下流に
立てることにずっと反対してきた。

高潮や津波がぶつかって盛り上がった水が行き場を無くし破堤したり堤防をこえたら
長島町はどうなってしまうのか本当に心配され個人で避難塔まで作られた。

その現場を午後から見学に行かせてもらった。

加藤さん宅のすぐ裏にある水位記録
洪水水位
伊勢湾台風の時はここまで水が来たそうです。

この経験を元に作った避難塔
自宅上の避難塔

食料などの備蓄も1年分ほどしているそうです。

すごい準備ですが、あの伊勢湾台風でのたくさんの亡くなった方を埋葬した経験が
そうさせてしまうのでしょう。

私がもう1つ心配しているのが巨大地震による破堤。

この写真は加藤さんの駐車場の横の柵です。
少し見にくいですが湛水によってフェンスの上部分まで河口堰上流には水があるそうです。
河口堰の水位


この高さまで常に水が溜めてあるとなると大きな地震があったとき破堤する
心配はないのでしょうか。
(ここは少し高くなっていて多くの住宅はもう少し低いところにある)

北海道などでの地震被害の状態をみると長島町は大丈夫なんだろうか、
加藤さんなどの個人の対策に任せてしまっていて良いのか心配になってしまう。

今回のお話を聞いてみて思ったことは
加藤さんは経験から危険性を想定して訴えています。
土木の専門家ではないかもしれません。
だから裁判で危険性を訴えても建設を止められませんでした。

でも訴え続けたことで最近の災害時によく使われる想定外という言葉は
長島町では使えないということでした。





























ラッキーだった!

交流会続報

9月1日昼頃粥川に着くとすでに吉野川のメンバー粥川に浸かって遊んでいました。

上からみていると岩陰の溜りで何かを観察している様子。
さてはオオサンショウウオを観察しているなと察し、急いでバンガロー村の受付だけ
済まし私も川へ。

吉野川のメンバーに確認するとやはりいたとのこと。
さっそく潜ってみたら、いましたいました。

最初は岩陰に隠れてしっぽだけしか見えませんでしたが
しばらくしたら出てきてくれて全身がバッチリ!
オオサンショウウオも交流に一役

前回見た所より下流で体も大きく70センチほどの体長。
初めて自然の中で見た人は感動するんですよね。

ただ昨年と違って今年は魚が少ない粥川でちょっと残念そうな吉野川の方達でした。
大渇水の後の洪水寸前の大増水という極端な川の環境の変化が
関係しているのでしょうか?

夜は前回報告した勉強会のあとキャンプ飯を食べながら交流。
これこそ交流

河口堰反対運動が盛んだった頃の話や吉野川の話などで盛り上がりました。

吉野川のメンバーは若い方がたくさんいて25年近く前の運動が盛んだったころは
まだ生まれていない方もたくさん。
こうした話で今後のダムなどの問題への関心につなげられると良いですね。

次の日はラフトでの交流。
といってもたくさんは乗れないので未経験者中心に数名。

乗る前にはしっかりとセーフティトーク。
9月2日セーフティトーク
装備の確認や落水したときの安全の確保の仕方など勉強して乗り込み
乗船場

舟に乗る前にしっかりと水を掛け合い出発!

いつもの最初の瀬
最初の瀬

この日は曇っていて寒いくらいだったはずですが気持ちよさそうですね。

こうして昼まで遊び、また来年の再会を確認して終えましたが
残念なのはタイミングを外して全体写真が撮影できなかったことです。

来年はしっかりと写すぞ!

ところで交流会を終えてすぐ21号台風が関西から東海・北陸にかけて通過。
大阪中心に大変な被害が出ました。
岐阜でもここしばらく経験したことが無いような風が吹きました。

6日から台風後の確認に郡上に行きましたが、この日も大雨。
夜中に雷が鳴り雨樋が処理できないほどの降り方で夜なのに音の変化で
川の増水がわかるほどでした。

次の日起きて川を見ると
9月7日朝の吉田川

普段より2メートルほど高くあと少しで湧き水タンクが川に浸かりそうになるほど。
畑に出ていると川の中で大きな石がぶつかり合っているのでしょう。
地面の中からゴン、ゴンという鈍い音が聞こえてきて不気味です。

今年はこんな増水が3~4度目。
本当に水位の変化が極端です。
これで今年の吉田川での鮎も終了?
やっぱり竿が出せず仕舞いでした。

でも考えてみると、交流会は本当にラッキーでした。
前後の週だと川に入れなかったかもしれないしラフトボートも出せなかったかも
しれません。

これも川のメンバーの日ごろの行いが良いおかげ?










お盆休みの長良川

お詫び
7月30日と今回のブログで映画「ほたるの川のまもりびと」の集いのチラシを掲載
しましたが、よみがえれ長良川実行委員会から関係各社の権利関係で
有料の試写会となったとの連絡をもらいました。
したがいまして映画の集いとしてのチラシは削除させていただきました。

なお試写会としての開催は了解いただいたとのことなので
8月31日(金)午後6:30~8:45 ハートフルスクエアG 大研修室にて500円(30歳以下無料)の
試写会は予定通り開催されるそうです。

お詫びして訂正させていただきます。

お盆休みも今日でおしまい。
いかがお過ごしでしたか?

今日19日はラフトをやるというのでお手伝い。
2週間ぶりに粥川を見ると前回とは大違い。

あれから雨が降り増水したことで川が洗われ本来の粥川に戻っていました。
前回と同じ橋からの写真です。
上流部
いつもの粥川

そして下流部
いつもの粥川橋下流
水はいったん増水してまた少なくなっていますが見事にアオコがなくなっていました。
これでなくては粥川ではないですね。


今回のラフトは8名。
舟を出してすぐの橋の上から
講和橋から

ボートを撮影してからよく見ると天然遡上と思われる鮎がたくさん見えました。

この橋からすぐ下流の最初の3段の瀬に入るところです。
3段の瀬に入る

鮎がいるだけあって川の両側に釣り師もいっぱいで通過にも気を使います。

このあと私は郡上へ行きましたがこちらも本当にたくさんの釣り師がいました。
さすがお盆休みですね。
県外それも結構遠くのナンバーの車が止めてありました。

午後3時半頃に舟をあげるODSSのリバーベース近くの駐車場へ行きましたが
途中下田橋付近では営業ラフトのお客さんがビックリするほどたくさん156号線沿いの
歩道を歩いていました。
書き入れ時なんですね。
ここでもお盆を感じました。

ラフトゴール近くのトロ場では舟から下りた子ども達がボートと一緒に流れてました。
勝原橋上流にて

この日は水に入るには少し涼しかったですが子ども達は気持ち良さそうで
結局泳いだままゴールでした。

これでお盆休みも終わり。
この後は少し静かな長良川に戻るのかな?

ただ台風が2つ近づいていて大雨で大荒れの長良川になる気配もあり
心配です。
釣りできるかな?

プロフィール

nagarask

Author:nagarask
問い合わせ
nagarask@gmail.com

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