2018年件要請行動

毎年行っている岐阜県への要請行動を今年度も5月31日午後4時から行った。
市民からは今年はいつもより少し多く12名の参加

まず最初によみがえれ長良川の粕谷代表が要請書を県の井上課長に
要請書を手渡した。
2018年要請書

県からは井上課長以下5人が参加した。
県の担当者方


内容は
1, 導水路事業の中止を求める。
2, 河口堰開門調査に向けた取り組みを行うこと。
3, 内ヶ谷ダム建設中止すること。
の3点

ちょうど少し前にメディコス祭りでのヘドロの展示や下流域環境観察会が
あったのでヘドロや観察会の報告書を持って説明。
環境観察会説明

県側の机の上にヘドロをドンと置いて見てもらった。
県にヘドロを見せる

こちらは事実を持って説明したが予想通り国土交通省からの出向の課長とは
全く話はかみ合わずであった。

要請行動やり取り


こちらも県の課長が勝手に返事ができる問題ではないことは承知しているが
導水路事業が水利権のない東濃の渇水対策とは関係ないにも関わらず、
渇水になったらどうするの一点張り。

あの平成6年の渇水でも大丈夫だったではないかと問うとそれ以上の
渇水の可能性も言い出した。
それなら基準はあるのかと突っ込むと、明確な基準など無くただそれ以上の渇水。

無限の危険の可能性を言い出したら国はどんな事業だってできてしまうことになる。
そのくせ福島で危険が現実になったにも関わらず、原発は安全だと言って
再稼働を始める。
結局すべての事業が国がやりたいかそうでないかで決められていく。

課長は岐阜県の職員であり、県として清流長良川を謳い掲げながら、
河口堰付近の泥をヘドロと絶対ヘドロと認めない国交省からの出向だからか
今回持って行ったヘドロもチラリと見ただけで指で触って確かめようともしない。

長良川を守ろうなんていう気持ちはまったく持とうとせず、経済効果さえあればよろしいと
ばかりの県の様子に思わず興奮して声が大きくなってしまった私がいました。

結局、金なんですかね。














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2018年下流域環境観察会

本日27日に予定通り長良川下流域環境観察会のお手伝いに行ってきた。

天気は良かったが暑かった~。
今回は潮の関係で集合は三川公園の木曽川沿いのNO3駐車場。
先に水辺の生き物などの観察から開始。

まず木曽川の干潟から
木曽川
植生の様子やイトメ、ハゼ科の小魚、シジミの生息観察。

イトメの生息する穴が無数にあり掘ると出てきます。
新子と思われる2センチ程の小魚も多数見られました。
ただシジミは以前より少ない印象でした。

同じ三川公園近くの淡水化した長良川には生物はほとんどみられないとのこと。


その後、揖斐・長良川の河口から9.8キロ地点の背割堤を挟んで
カニの生息調査。

揖斐川側
この写真は揖斐川の河原での様子。
10人で5分ずつカニを採取してみた結果。
この違い。
カニの比較
もちろん左側の1匹しかいないバケツの方が長良川です。

環境によるカニの違いについても講師の方から説明がありました。
カニの説明
長良川はアカテガニで揖斐川はベンケイガニとクロベンケイガニ。

汽水域かどうか植生などで違ってくるとのこと。
それにしても同じ9.8キロ地点で生物のこの数の違いにはびっくりでした。

午後からは先日も行った船に乗ってのヘドロの調査

今回は初めて昼食休憩したハマグリプラザのところの赤須賀漁協から乗船。
赤須賀より出船

川底の状況については前々回の記事と重なるので写真は載せませんが
長良川は数値は多少違うものの同じようなヘドロ状態。

最後に河口堰上流へ行きヨシ原の観察。

ヨシ原の解説
欠けた櫛の歯が欠けたように残ったヨシが写真奥にあります。
しかし水深を確保するため川の中央部分を浚渫する必要があり、
浚渫するとヨシのある浅瀬の部分の泥が深いところへ流れ
削られて倒れてしまいヨシはどんどん無くなっていくと予想される
とのことでした。

ヨシ原が無くなることは川の水質浄化の低下やそこに住むカニや鳥など
様々な生き物の生育環境が無くなっていくことになるそうです。
そしてまた川が汚くなってしまうという悪循環の連鎖になってしまうとのこと。

岐阜県は長良川のアユを世界農業遺産と大きく謳っていますが、
河口堰をこのままにしておいて大丈夫?とあらためて感じた観察会でした。










 

久しぶりの河口堰とメディコス祭り

今日5月13日のメディコス祭りに展示するため11日(金)に河口堰下流の
ヘドロを採取に行ってきた。

河口堰現場にいくのは久しぶりだった。
今回はスタッフ以外にも中川ゆうこ岐阜県議が同行。

いつもの六華苑近くの駐車場付近から乗船。
乗船場

河口から4キロ地点の揖斐川と長良川(河口堰下流)の泥を採取。
採泥作業中
揖斐川はシジミは少なかったもののきれいな砂。
長良川はいつも通り酸化還元電位がマイナス372の数値を示すヘドロ。
5月11日ヘドロ
粕谷先生曰く錆びたくぎを入れるときれいになる状態。
もちろんシジミは生息できずどぶ臭いにおいがします。

中川県議もヘドロの状態を確かめていました。
ヘドロ確認中の中川議員
長良川のアユが農業遺産となって喜んでいる他の県議(市議もです)全員
に確かめてもらいたいもんです。

これを今日のメディコス祭りのよみがえれ長良川のブースで展示。
一緒に長良川クイズもやってもらいました。
クイズ出題中
河口堰は何年経つか?
鮎の産卵場所はどこ?
など河口堰と導水路に関するクイズとアンケートをお願いしました。

この中でちょっとショックだったのは鮎の産卵場所は郡上~関、岐阜~羽島、
伊勢湾の3つのうちどこでしょうの質問で郡上~関の答えが一番多かった
ことでした。
3分の2くらいは郡上~関と答えられました。

もちろん正解は岐阜~羽島。

今日来られた方は岐阜市内とその近郊の方がほとんどだと思います。
長良川=鮎というイメージを持っているはずの岐阜県民が自分たちの
身近の長良川で鮎が産卵しているのをご存じないということ。

鮎の産卵場所を知らないということより長良川やそこで生きる鮎などの魚達には
関心がもたれていないことが分かったことが私にとってはショックでした。

この状態で今後導水路計画が動き出したとしたら、あっという間に
鵜飼の会場に徳山ダムの水が流れているという状況になってしまうのでは
と考えると怖くなってしまいました。




トークイベント

前回から時間を見つけてはフナ探しに出かけていますが、
寒い時期ということもあってなかなか見つかりません。
春まで無理かと弱気になっています。

さて、14日のトークイベントに行ってきました。

今回、モンベルが協力団体となって宣伝をしてくれました。
モンベル栄店の入り口に大きいポスターが展示してあり、その効果を期待して
いましたがやはり今の若い人たちには環境問題に対する関心が少ないようで
参加は少なめでした。

それでもこれまで長良川河口堰反対運動に関わってきた人たちを中心に25名ほど
参加いただき、協力してきた「河口堰建設に反対する会」としてもホッとしました。

14日トークイベント


話は、このほど出版された天野礼子「川を歩いて、森へ」にそって
これまでの河口堰反対運動の流れやダム撤去の報告などを中心に
天野さんと藻谷さんの対談形式で進められました。

ダム撤去の話は11月に見てきた九州の球磨川の荒瀬ダムの様子。
荒瀬ダム撤去現場

本当にきれいに撤去され川自体も整備され元の流れがあったそうです。
撤去したダムの瓦礫はスライドの写真のダムの導水路部分に埋め戻されたということす。
ただ、近くにまだダムがあるので川全体の回復には次の撤去がどうされるかに
よるようです。

森里川海のつながりの大切さについては、
「日本に健全な森を作り直す委員会」の働きかけで作られた環境省のパンフで紹介。
環境省パンフ

このパンフでは山から海までのつながりの大切さが訴えてありました。

でも縦割り行政の悲しさですね。
環境省がこういった訴えをしても国土交通省のやることは全く逆。
民主党政権で凍結された事業がほとんど解凍され、ダムがどんどんできつつあります。
長良川でも内ヶ谷ダムができつつあり、凍結された事業ではかろうじて
木曽川水系導水路事業が進められずに残っているだけです。

国交省のいつもの言葉である治水のために必要だの理屈と
環境省はどう向かい合うのでしょうか?

天野さんからは環境省の役人の中に本気でやる気のある官僚がいるとの
話がありましたが本当にそうであれば期待したいものです。




開門シンポに参加

岐阜市長良の国際会議場で開催された「2017開門シンポ」に行ってきた。

今回は長良川の漁の様子と河口堰、諫早湾、そして韓国のナクトンガン(洛東江)の3つの水門の開放に
ついての報告や今後の課題などについて話し合われた。

最初は、先日もモクズガニでお世話になった平工さんの長良川の現状や漁の様子、
川漁師として何を目指しているのかなどのお話。

長良川の魅力を語る平工さん
川漁師の現状は厳しく、漁だけでは生活できないので結いの舟を主催し様々な仕事を
作り出すことで生活の基盤をしっかりとさせようと工夫されているとのことだった。

でも生活が厳しくはあっても長良川での漁が好きであるし、長良川の素晴らしさや
このままでは消えてしまう川に関わる文化を次の世代に伝えていくことを目標に
楽しんで続けていきたいとのことだった。

次はは「長良川の開門調査実現を目指して」をテーマに
愛知県の長良川河口堰最適運用検討委員の今本さんの報告

河口堰開門調査に否定的な最大の意見である「開放すると塩害が起きる」という
考えについての検討委員会での議論をふまえて考えを話された。

結論を言えば、
「塩害が起きる」というのはあくまでシュミレーションであり、
調査時期や方法で塩害が起きないように調査をすることができるのであるならば
調査をするべきであるということだった。

ここで昼の休憩に入りましたが、休憩中には長良川と金華山を背に記念写真も。
金華山と長良をバックに

午後からは韓国のナクトンガンの河口堰の開放についての報告。
報告者はナクトンガン河口汽水生態系復元協議会共同執行委員長のキム・キョンチョルさん。
ナクトンガン河口堰報告のキムさん

今、ナクトンガン河口堰の開放に向けて政府や市民によって議論が進められているが
そこに至るまでの経過や現状そしてその意味について話された。

環境破壊が長良川と比較にならないほどひどいものであることもあって
環境改善のため大統領さえも開放を公約にし、政府や市民の認識も一致して
慎重にではあるが着実に進められているとのことだった。

最後は諫早湾の水門開放について

よみがえれ!有明訴訟弁護団の堀 良一さんが
あの象徴としてのギロチン後の諫早湾の変化と有明訴訟のこれまでの流れを報告。
諫早報告の堀さん


特に2,010年の福岡高裁の開門判決確定後の様子について
なんかゴタゴタしている印象は持っているものの全国的に報道されることが無くなり
知らずにいたことが詳しくわかった。

聞いていて漁民と農民を分断しようとする農水省に対し、開放を願う漁民の側からも
農民の方に対し同じ被害者としてとらえ両者にとって良い方法を一緒に
考えていきたいと述べられたことが印象に残った。

報告が終わった後は会場の参加者との質疑応答で終了となった。
開放についての質疑応答

参加人数が少なめだったのは少し残念だったが、内容は濃かったシンポでした。







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