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第2回長良川河口堰合同会議準備会を傍聴してきました。

本日、愛知県の「第2回長良川河口堰合同会議準備会」の傍聴に行ってきました。

第2回長良川河口堰合同会議準備会の様子

写真を最後列から写したので写っている方は向かい合っている方以外はすべて傍聴者の方です。

今回もこの準備会が何を議論するところなのかはっきりとしないまま進められてきたこともあり、あちこちに行ったり来たりして、聞きながら「準備会の意味がわからん」ともらった自分の資料に書き込む状態でした。

「合同会議で何を議論するのかはっきりとしないと国や水資源機構は乗ってこない」という意見もあったが

私には、愛知県の専門委員会の報告書とそれに対する国の中部地方整備局および水資源機構と考えが違うのだから意見の違うところについて議論を公開の場でするのが合同会議なのだと単純に思うのですが・・・

聞いていてあまりにじれったくなり、最後の傍聴者からの発言のところで

「愛知県の専門委員会の報告書もそれに対する国と水資源機構の反対意見もそれぞれに根拠を持って出したのであろうから、専門委員会との合同会議に参加することは、自分たちの行ってきた事業に対する意見を理解してもらうチャンスでもあるのでそのチャンスを自らが放棄しようとする姿勢は理解できない」と国に持って行ってもらうよう稲垣座長にお願いさせてもらいました。

国や水資源機構の職員の方もおられたかもしれませんが、いかがでしょうか?

専門委員会の報告書のそれぞれの項目について意見を戦わせて議論だけで結論が出ないのであれば、合同調査をしても良いではないでしょうか?

追記
会場に早く着き時間があったのでぶらぶらしていたら1階に「生物多様性×持続可能な開発のための教育」という小冊子がありもらってきました。

その冊子には以下の「天然アユが教えてくれたこと」という記事が載ってました。
愛知県東大手庁舎でもらった冊子

そこには矢作川河口堰の計画が持ち上がった際の漁業組合の「もうひとつダムができたら終わり」いう考えからの奮闘ぶりを「アユを守り抜いた人々」として紹介されていました。

そして「近年天然アユの大量遡上が見られるようになりました」とも記述されていました。

一方長良川では、河口堰ができてからも国は「稚アユの遡上に対する河口堰の影響は認められない」とずっと言っています。

この冊子は生物多様性を理解してもらうための教育の資料として作られたものだと思うのですが、この冊子を読んだ人に理解してもらえるようにはどう説明すれば良いのでしょうね?

まさしく合同会議で議論してもらいたいものです。



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