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長良川の環境・治水に関わる要請書

昨日、岐阜県の県土整備部 河川課に長良川市民学習会として一緒に要請に行ってきた。

内容は岐阜県知事宛に「長良川の環境・治水に関わる要請書」として3点。
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1.「木曽川水系導水路事業の関係地方公共団体からなる検討の場」において事業中止要請すること。

2.岐阜県において長良川河口堰事業を検証する組織を設置すること。

3.ダムによらない伝統的防災施設施策の充実をはかり、内ヶ谷ダム建設事業の再検討を行うこと。

です。

まず始めに粕谷代表から河川課長に要請書を手渡しそれから話し合いに入った。

要請書を手渡す粕谷代表

1の導水路事業については
民主党政権時代の検証事業に入っていて検証中であるが、必要性をあると判断進めていきたい様子。
その理由として
 1.異常渇水時に木曽川に放流することで木曽川の環境保全に役立つ。
 2.渇水時の東濃地方の水源の確保に役立つと期待する。
の2点でそのために30億円負担するとのこと。

しかし皆さん、
もともとこの事業は1点目の木曽川の環境保全目的のためだけの事業であって
直接東濃地方の水不足の時のためにある利水事業ではありません。

水不足に備えると言えば、関心の薄い方は「そうなんだ水不足に役立つのだ」と思ってしまいます。
木曽川のシジミを守るために30億円を使うというのではアピールに掛けるので付け加えた
間接的理由なのです。

ですから県民が誤解することの無いよう「水不足に役立つ事業である」と言わないように釘を刺したところ
「役立つことに間接的に期待する。」との返事でした。

この話し合いがあり、今朝偶然メ―テレの「モーニングバード」を見ていたら
「霞ヶ浦導水事業」を特集で取り上げていた。

番組では
この事業は霞ヶ浦と那珂川を42.9キロの導水路で結ぶ事業で始めは都市用水の確保が目的であった。

しかし、時代とともに水需要の伸びが期待できなくなったことで霞ヶ浦の水質浄化や
河川環境の保全といった目的を後付で加えてきた。

この事業も民主党政権時代に検証事業になっていたのを
自公政権の国土強靱化計画と消費税増税による資金の確保の目途がたったことで
「事業継続妥当の判断」が出て進められそうになっているとのことでした。

番組を見ていて、
まったく導水路といっしょ、もっと言えば20年前の河口堰建設と同じ構図がここにあると
思いました。

皆さん、導水路と東濃の水不足解消との直接の関係は全くないことだけは覚えておいてください。
ごまかされてはいけません。

2の河口堰については
懇談風景1

愛知県で開門調査の検討会が開かれているので、
岐阜県でも河口堰事業の検証を専門家を入れた組織をつくり検証してほしいと要望した。
ましてや岐阜県はキャッチフレーズに「清流の国づくり」を掲げているではないかと突っ込んだ。

しかし「長良川河口堰調査検討会」を毎年行いそこで出た要望などを水資源機構などに出し
弾力的に運用してもらっているのでそれで足りていて、
あえて事業そのものを検証するための組織つくりは考えてない。

つまり「清流の国づくり」を謳いながら海と川を分断する河口堰そのものの検証はしたくない。

そしてここでも関心の薄い人にとってのごまかしがあり、いかにも「治水に役立つ」とのような言葉が
課長から出て、粕谷代表から「河口堰は潮止めのためであって治水には役に立たない」と
あらためて追求されていた。

かつてテレビでも「河口堰ができてから水防団の出動が無くなった」との報道を見たことがあるが、
マスコミでも浚渫と河口堰の関係がわかっていないことが多いのが気になる。

3の内ヶ谷ダムについては
簡単に言えば「必要なので造ります。」という返事で内ヶ谷の美しい谷や水を守ろうなんて
気持ちは無く「清流の国作り」なんてどこへやらという感じ。

とにかく公共事業はほしいのですね。というのが今回終わってみての私の感想でした。

いろいろ言っても止まらないけれど何も言わずにどんどんダムやら導水路ができ
ボロボロになっていく長良川を見ているのもつらい。

だからやり続けていくしかないか。



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