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長良川を守る県民の会学習会

2日前に郡上はまだ雪が降っていませんよと報告したばかりですが、
とうとう降りかなりの積雪のようです。

まだ畑の野菜がかなり残っているので埋もれると大変なんですよね。
根雪にならないと良いのですが・・・・

今日は「河口堰に反対し、長良川を守る岐阜県民の会」の学習会に出かけた。
講演の内容は
・岐阜大学の向井先生の「長良川のアユの現状について」
                          ・長良川のアユは「準絶滅危惧種」に
粕谷岐大名誉教授の「河口堰のゲートを開放しても塩害はおきない」
の2つだった。

特に向井先生の「アユをレッドリスト種に!」というのは今話題になっていて
長良川にアユはいるのに「レッドリストに」というのはどういうことかを
知りたくて参加した。

向井先生講演
レッドリストには「国際自然保護連合」版、環境省版、岐阜県版、などがあり
さまざまな地理的スケールで評価しているとのこと。

今回はこの中の岐阜市版レッドリストの対象ということだった。
ランクは「準絶滅危惧種」で今のところ絶滅の恐れはないが、
今後の生育状況によっては絶滅危惧種に移行するというものです。

内容の一部


現在長良川で産卵したアユの仔魚は河口堰のため流れがほとんど無く
海に辿り着く前に死滅していると考えられている。
そのため漁協がアユの受精卵を毎年約1億粒河口堰右岸の水路まで運び
海に下るようにしています。

こうして長良川にアユは海から遡上してきているが、
現在長良川のアユが保たれているのは人の手によってであり、
もしこうした作業がなければ絶滅危惧種に移行する「存続基盤が脆弱」という
準絶滅危惧種の要件に該当するためとのことだった。

あらためて考えてみると野生の形で残っているアユは本当に少ないということですね。
長良川以外の山間地を流れる川はどこもダムでいっぱいであり海から遡上してくる
野生のアユは絶滅状態ということです。

せめて長良川ぐらいは人の手が無くても生きていける野生のアユを
残せないものでしょうかね。

粕谷さんの講演
粕谷先生講演

これは河口堰問題当初から言われていたことですが、
マウンドを浚渫する前でもマウンドより上流の河口から18キロ地点まで
塩水が来ていて(旧建設省の調査)15キロ付近の川底が最も高くなっている
マウンドが塩水をとめていたとする根拠は無かった。

しかし建設理由は浚渫すると塩害が起きるというものだった。

粕谷さんは
現在愛知県が議論している開門調査について、
水資源機構などが旧建設省の調査でマウンドより上流まで塩水が来ていたと
報告しているのに開門調査するとマウンドが無いので塩害が起きると
声を上げるのはおかしいのではないかということです。
ましてや最近の調査ではマウンドが復活してきているとのこと。

塩水溯上のあり方

そして木曽川の塩水遡上パターンから推定しても
「今河口堰のゲートを開放しても塩害はおきない」とのことでした。

このことを科学的にはっきりさせるためにも時期を選び一時的に取水場所を
河口堰建設以前に戻すなりして調査をしてみれば良いのではないでしょうかね。
決して不可能なことではないと思います。

一緒にしてはいけないのかもしれませんが、
河口堰開門調査での塩害の危険性は、福島であれだけの被害を出し続け、
放射性廃棄物の最終処分場さえ確保できていない原発を安全が確保されたと
言って全国で再稼動させようとするより少ないのではないでしょうか?

ましてやゲートを上げて問題ないと科学的にわかれば、長良川は復活するのです。
アユだってレッドリストから外れ、世界農業遺産候補にふさわしい長良川になるのです。
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Author:nagarask
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nagarask@gmail.com

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