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2016年度 県要請

本日5月27日に「よみがえれ長良川実行委員会」が岐阜県に
「長良川の環境改善を求める要請」を行ったので参加してきた。

内容は
1 導水路事業の「検討の場」において長良川の環境悪化の危惧を表明し、
  事業の継続・推進の発言をやめること
2 長良川河口堰開門調査を検討すること。
3 ダムによらない伝統的防災施設施策の充実をはかり、内ヶ谷ダム建設事業の
  再検討を行うこと。
の3点

2016年要請
応対していただいたのは三戸雅文、県土整備部次長兼河川課長

昨年も6月10日に同じように行ったが、今年もお返事は全く同じ。
1 導水路は東農の渇水に役立つし渇水時の長良川の環境改善に役立つ。
2 開門すると塩害が起きる。
3 内ヶ谷ダムは治水に必要。
また詳しく書くのは大変なので、興味のある方は昨年6月のブログで確認下さい。

2016要請話し合い

どれだけ話し合っても暖簾に腕押し状態。
勝手に課長が考えを言えないことは分かっているがここまで同じ答えとは。

ただずっと要請に参加していて私が感じたのは、
この課長さん国交省から出向されているいわばエリートの方で
これらの事業の費用対効果が悪いことはしっかりと分かっていらっしゃると思います。
(国交省がそう思っているということでもありますが)

だからこそ暖簾に腕押し状態でやり過ごそうと考えておられるのだと感じました。
もし本当に費用対効果と環境を考えても必要な事業と思っておられるなら
粕谷代表や武藤事務局長の具体的な意見にもっと具体的な返事をされるはず。

それをただその場をかわせば良いと思われる対応をされるのは事業の弱味を
知っているからで具体的な話しになると困るからではないでしょうか。

だって優秀な官僚の方ですから不備な点が分からないはずはない。

たとえば導水路事業で岐阜県に水利権はなく、あくまで環境改善が目的。
しかし一般には東農の渇水に役立つと宣伝する。
そうすればマスコミもそのまま報道するし県民は納得すると考えているようです。

中部地勢が愛知県の開門調査検討委員会を無視しようとするのも同じですね。

もし本当に自信があるなら開かれた場で話し合い、本当に必要で良い事業はどういうものか
一緒に検討し工夫していけば良いのですから。

私も国交省の理屈をそのまま言うだけの返答に、失礼だったかもしれませんが
「県は日本の出先機関ではないのでもっと自治意識を持ってほしい」と言ってしまいました。
でもそれは岐阜県職員の方々に岐阜県職員としての誇りを持って仕事をしてほしいという
応援する意味です。

県庁2階玄関の受付横には「清流の国ぎふ憲章」が掲げてあります。
清流の国ぎふ憲章
(あわてて写したので反射で見にくくごめんなさい)
そしてその横のモニターではミナモちゃんが清流の国の宣伝をする動画が
流れています。

この憲章を飾りにするのではなく気概を持って実現してもらいたいと願っています。


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