2020年岐阜県河川課要請
コメントありがとうございます。
これからの長良川の心配な点について、
月曜日の市自然環境保全推進委員会傍聴に続き、
昨日岐阜県の河川課要請行動を行いました。
その報告でお返事となるかと思いますのでよろしくお願いします。
毎年5月から6月にかけて岐阜県の河川課に要請を行っていますが
今年はコロナの影響で昨日27日となりました。

今年は河川課長が替わり、写真右から3番目の方が課長です。
要請内容は今年は5項目
1、河口堰の開門調査について検討せよ
2,木曽川水系導水路計画も中止せよ
3,建設中の内ヶ谷ダムの再検討
4,環境保全を無視した河川工事の中止
5,美濃市の横越地区の遊水池計画の強行を止めよ
です。

課長が替わった事もあり要請書を手渡してから実行委員会の武藤事務局長の説明。

長良川の環境保全を無視した工事現場の写真を見せたりして、具体的な内容を
話しました。
その後県側の返答を聞いてから議論に入りました。
返答もいつの通り。
1、開門調査については塩害の危険性があるので考えていない。
2,異常渇水の時のため導水路も必要
3,内ヶ谷ダムの必要
4,環境・景観については気をつけて工事をしてもらっている
5,遊水池については大丈夫と聞いているので国に任せている
ざっとこんな内容でした。
開門調査による塩害については粕谷代表が25年以上前に作った国のシュミレーションは
ごまかしで、ましてや取水しない時期に実施すれば「起きない」と説明。

それでも「もし起きたら補償はどうするのか」と言い張る。
長良川の恩恵や環境変化の影響をもっとも受けている岐阜県が
長良川を良くしたいと思うなら補償のことも含めて前向きに考えようとするのが
普通なんですがね?
導水路だって渇水の時には他の河川のダムの貯め水を流すのが必要なことだと
返答。
長良川での様々な河川工事にしても写真を渡しても見る様子がなく
環境には全く触れられず国がやっていることなので興味が無い印象。
横越地区の遊水池については長良川の堤防の内側、
もともと大水の時には水が流れる河川の中に新たに遊水池を作る計画で
周辺の住民の方が心配しているにもかかわらず美濃市長や一部の地区の代表や
県、国が勝手に進めている事業。
心配した住民の方が参加して不安を訴えてくださいました。

でもこれにも県は国にお任せ状態で関心無し。
塩害についても環境についても、事業の効果についても全く疑問を持たず
「どうぞ進めて下さい」もっといえばテレビのコマーシャルじゃないけど
「早くやってよ~」って印象。
この状態に、思わず手が上がってしまい「岐阜県の主体性はどこにあるの?」
「自治体じゃなく国の下請けのですか?」と聞いてしまいました。
だって事業者(国)が自分がやることについて都合の良いことしか言わないのが
当たり前でしょ。
それをなんの疑問も持たず、どうぞ公共事業を進めて下さいなんて
「ふざけるな」(これは言わなかった)です。
いつも言うけど
県庁の2階受付横には「清流の国ぎふ憲章」なんて掲げて
長良川の環境や文化を大切になんて2枚舌もいいとこでしょ。
結局は経済(金)がすべて
魚だって金になるアユがいれば良く、魚苗センターで作って長良川に蒔けば良い。
一度蒔いて長良川から収穫すれば「世界農業遺産長良川のアユ」となって売れ
それで長良川は素晴らしいという筋書き。
金にならない魚には関心が無いのが実状です。
一応、市や県でも生物多様性の大切さを謳う活動をしてはいますが
これも現状では免罪符的な状態。
だって前回の市の自然環境保全推進委員会から自然科学者として
当然な多様性の危惧を訴えてレッドリストについて発言する向井先生を
はずしたのですから
その理由がレッドリストを作り直す時、行政の視点が必要ですからなんですと・・・
つまり行政の視点で向井先生をはずしたということですね。
県にも言いましたが、私だって岐阜県民。
長良川を否定している訳ではありません。
大好きで心配しているのです。
だから県の主体性に期待をしているのです。
まあそうされては困るから国は河川課長に国交省の人間を送り込むのですが・・・
それにしても長良川はどんどんアユを畜養するだけの用水路に近づいて
いくのでしょうね。
今回の県への要請に参加してみてあらためて感じました。
これからの長良川の心配な点について、
月曜日の市自然環境保全推進委員会傍聴に続き、
昨日岐阜県の河川課要請行動を行いました。
その報告でお返事となるかと思いますのでよろしくお願いします。
毎年5月から6月にかけて岐阜県の河川課に要請を行っていますが
今年はコロナの影響で昨日27日となりました。

今年は河川課長が替わり、写真右から3番目の方が課長です。
要請内容は今年は5項目
1、河口堰の開門調査について検討せよ
2,木曽川水系導水路計画も中止せよ
3,建設中の内ヶ谷ダムの再検討
4,環境保全を無視した河川工事の中止
5,美濃市の横越地区の遊水池計画の強行を止めよ
です。

課長が替わった事もあり要請書を手渡してから実行委員会の武藤事務局長の説明。

長良川の環境保全を無視した工事現場の写真を見せたりして、具体的な内容を
話しました。
その後県側の返答を聞いてから議論に入りました。
返答もいつの通り。
1、開門調査については塩害の危険性があるので考えていない。
2,異常渇水の時のため導水路も必要
3,内ヶ谷ダムの必要
4,環境・景観については気をつけて工事をしてもらっている
5,遊水池については大丈夫と聞いているので国に任せている
ざっとこんな内容でした。
開門調査による塩害については粕谷代表が25年以上前に作った国のシュミレーションは
ごまかしで、ましてや取水しない時期に実施すれば「起きない」と説明。

それでも「もし起きたら補償はどうするのか」と言い張る。
長良川の恩恵や環境変化の影響をもっとも受けている岐阜県が
長良川を良くしたいと思うなら補償のことも含めて前向きに考えようとするのが
普通なんですがね?
導水路だって渇水の時には他の河川のダムの貯め水を流すのが必要なことだと
返答。
長良川での様々な河川工事にしても写真を渡しても見る様子がなく
環境には全く触れられず国がやっていることなので興味が無い印象。
横越地区の遊水池については長良川の堤防の内側、
もともと大水の時には水が流れる河川の中に新たに遊水池を作る計画で
周辺の住民の方が心配しているにもかかわらず美濃市長や一部の地区の代表や
県、国が勝手に進めている事業。
心配した住民の方が参加して不安を訴えてくださいました。

でもこれにも県は国にお任せ状態で関心無し。
塩害についても環境についても、事業の効果についても全く疑問を持たず
「どうぞ進めて下さい」もっといえばテレビのコマーシャルじゃないけど
「早くやってよ~」って印象。
この状態に、思わず手が上がってしまい「岐阜県の主体性はどこにあるの?」
「自治体じゃなく国の下請けのですか?」と聞いてしまいました。
だって事業者(国)が自分がやることについて都合の良いことしか言わないのが
当たり前でしょ。
それをなんの疑問も持たず、どうぞ公共事業を進めて下さいなんて
「ふざけるな」(これは言わなかった)です。
いつも言うけど
県庁の2階受付横には「清流の国ぎふ憲章」なんて掲げて
長良川の環境や文化を大切になんて2枚舌もいいとこでしょ。
結局は経済(金)がすべて
魚だって金になるアユがいれば良く、魚苗センターで作って長良川に蒔けば良い。
一度蒔いて長良川から収穫すれば「世界農業遺産長良川のアユ」となって売れ
それで長良川は素晴らしいという筋書き。
金にならない魚には関心が無いのが実状です。
一応、市や県でも生物多様性の大切さを謳う活動をしてはいますが
これも現状では免罪符的な状態。
だって前回の市の自然環境保全推進委員会から自然科学者として
当然な多様性の危惧を訴えてレッドリストについて発言する向井先生を
はずしたのですから
その理由がレッドリストを作り直す時、行政の視点が必要ですからなんですと・・・
つまり行政の視点で向井先生をはずしたということですね。
県にも言いましたが、私だって岐阜県民。
長良川を否定している訳ではありません。
大好きで心配しているのです。
だから県の主体性に期待をしているのです。
まあそうされては困るから国は河川課長に国交省の人間を送り込むのですが・・・
それにしても長良川はどんどんアユを畜養するだけの用水路に近づいて
いくのでしょうね。
今回の県への要請に参加してみてあらためて感じました。
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