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岐阜県の長良川河口堰調査検討会

2月18日(月)に開催された岐阜県の「長良川河口堰調査検討会」の傍聴に行ってきました。

この検討会は河口堰が運用される前の平成5年から毎年行われていて今回で19回目になります。
これが開催されていたことは知っていましたが、平日の開催ということもありこれまでは仕事で行けず傍聴するのは今回が初めてでした。


会議中の撮影は禁止だったので開始前の様子だけ
岐阜県の長良川河口堰調査検討会

内容は
報告として
1、昨年11月15日に行われた岐阜県の河口堰県民調査団(私も一般参加した)の報告
2、河口堰の最近の管理状況について(水資源機構報告)
3、天然アユの遡上数予測について(県水産振興室報告)

そして報告や県民調査団でのアンケートについてなどの意見聴取でした。

報告については河口堰容認の立場から、「この1年間河口堰に関してこんなことをしました」というものばかりで「フラッシュ操作に効果があった!」「アユの遡上数が予測できるようになってきました。」などほとんど自画自賛の内容でした。

意見聴取も当たり障りのないものが多く、
県漁協組合の玉田氏から「9月までではなくアユの稚魚が降下する10月以降もフラッシュ操作をしてくれないか?」の意見に回答は無く、

委員の岐阜経済大学の森 誠一教授からの「現状はこうですという内容ではなく、長良川の姿をどう良くしたいのかということを議論する必要があるのでは」という貴重な意見が出たにもかかわらず、時間切れということで結局はうやむや。

最後は議長の「議論は尽くされたと思います。」の言葉にだれも異を唱えることもなく「シャンシャン」でお仕舞いでした。

今回、参加してみて傍聴というのは本当にイライラするものだとあらためて感じました。
県民調査団のアンケートでの「河口堰の開門調査実施について岐阜県として積極的に取り組むべき」という私たちの意見についても「愛知県の問題なので様子を見る」という内容の返事。

傍聴者として承知で参加しているとはいえ、自分が書いたアンケートに対する答えに対し突っ込むこともできないのですから、聞いていて思わず手をあげて意見言わせてというところでした。

とにかく「河口堰調査検討会を実施した」ということが大切なのであり内容は問題ではないということらしいです。


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