開門シンポに参加

岐阜市長良の国際会議場で開催された「2017開門シンポ」に行ってきた。

今回は長良川の漁の様子と河口堰、諫早湾、そして韓国のナクトンガン(洛東江)の3つの水門の開放に
ついての報告や今後の課題などについて話し合われた。

最初は、先日もモクズガニでお世話になった平工さんの長良川の現状や漁の様子、
川漁師として何を目指しているのかなどのお話。

長良川の魅力を語る平工さん
川漁師の現状は厳しく、漁だけでは生活できないので結いの舟を主催し様々な仕事を
作り出すことで生活の基盤をしっかりとさせようと工夫されているとのことだった。

でも生活が厳しくはあっても長良川での漁が好きであるし、長良川の素晴らしさや
このままでは消えてしまう川に関わる文化を次の世代に伝えていくことを目標に
楽しんで続けていきたいとのことだった。

次はは「長良川の開門調査実現を目指して」をテーマに
愛知県の長良川河口堰最適運用検討委員の今本さんの報告

河口堰開門調査に否定的な最大の意見である「開放すると塩害が起きる」という
考えについての検討委員会での議論をふまえて考えを話された。

結論を言えば、
「塩害が起きる」というのはあくまでシュミレーションであり、
調査時期や方法で塩害が起きないように調査をすることができるのであるならば
調査をするべきであるということだった。

ここで昼の休憩に入りましたが、休憩中には長良川と金華山を背に記念写真も。
金華山と長良をバックに

午後からは韓国のナクトンガンの河口堰の開放についての報告。
報告者はナクトンガン河口汽水生態系復元協議会共同執行委員長のキム・キョンチョルさん。
ナクトンガン河口堰報告のキムさん

今、ナクトンガン河口堰の開放に向けて政府や市民によって議論が進められているが
そこに至るまでの経過や現状そしてその意味について話された。

環境破壊が長良川と比較にならないほどひどいものであることもあって
環境改善のため大統領さえも開放を公約にし、政府や市民の認識も一致して
慎重にではあるが着実に進められているとのことだった。

最後は諫早湾の水門開放について

よみがえれ!有明訴訟弁護団の堀 良一さんが
あの象徴としてのギロチン後の諫早湾の変化と有明訴訟のこれまでの流れを報告。
諫早報告の堀さん


特に2,010年の福岡高裁の開門判決確定後の様子について
なんかゴタゴタしている印象は持っているものの全国的に報道されることが無くなり
知らずにいたことが詳しくわかった。

聞いていて漁民と農民を分断しようとする農水省に対し、開放を願う漁民の側からも
農民の方に対し同じ被害者としてとらえ両者にとって良い方法を一緒に
考えていきたいと述べられたことが印象に残った。

報告が終わった後は会場の参加者との質疑応答で終了となった。
開放についての質疑応答

参加人数が少なめだったのは少し残念だったが、内容は濃かったシンポでした。







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