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データ収集の環境調査

今年5月に予定していた「長良川下流域環境観察会」がコロナの感染拡大で
中止になってしまいました。

しかしこれまでずっと続けてきた環境観察会でのデータの収集が途切れてしまうのは
残念なので、データだけでも集めておこうということになり参加してきました。
今回はスタッフ3人といつもお手伝いいただく千藤先生の4人でのデータ収集です。

なお写真が多いので2回に分けての報告となります。

桑名の「おおぜき」さんの舟で出発。
いつも「おおぜき」さんの奥さんが船頭をして下さるのですが、桑名に住み常に川に
出ているので貴重な話を聞くことができます。

IMGP0122.jpg

私も1年ぶりの河口堰です。

まず揖斐川から採泥し酸化還元電位を計測
IMGP0131.jpg
潮が引いていく真っ最中で流れが速く採泥器が流されてしまうので
採取を何回もやり直しました。

なんとか採取できた砂の中の数字は計測の途中ですがプラスを表示しています。
これは砂泥の中に酸素があるということを表しています。

捕れたシジミはこれ1つ
IMGP0132.jpg

おおぜきさんによればシジミもハマグリもまったくダメだそうです。

一時期シジミ漁師さんが戻ってきたという報道もありましたが、
それもおおぜきさんによれば、リーマンショックで不景気になり地元に戻ってきたが
シジミなどが取れなくて生活が厳しくまた他の仕事を探さなければならない
状況にあるのだそうです。

この後長良川河口堰の下流へ移動し採泥。
この日は暖かく風も無くて凪いでいました。
IMGP0136.jpg

こちらは引き潮でも流れがほぼ無く採泥は順調
相変わらずのヘドロ状態。
でも水温が下がってきたのでドブのような臭いは強くありません。
IMGP0139.jpg

酸化還元電位を計測してみるとこちらはいつも通り大きくマイナス
IMGP0142.jpg

酸素が無い状態ですね。
泥の中を探ってみてももちろん生き物は居ません。
IMGP0145.jpg

このあとは河口堰の上流へ行くため閘門へ移動しますが
今年はボラがすごく湧いていて舟に飛び込んでくるハプニングもありました。
IMGP0150.jpg
このボラは20センチを少し超えるほどの大きさでしたが
おおぜきさんによれば40~50センチサイズの物が飛び込んでくることも
あるそうです。

閘門に入って水位調整中ですが干潮に向かうときなのでいつもよりは変動が大きく
滝のようになります。
IMGP0153.jpg

このあとの河口堰上流の2ヶ所での採泥とカニの比較採取については
次回報告します。










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