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シジミのニュースとアマゴ

ご存じの方も多いかと思いますが3月1日にシジミについてこんな報道がありました。

愛知県は弥富市の水産卸売会社「マルイ」が外国産シジミ180トンを愛知県産偽って
販売したと発表。
2017年から18年にかけて、ロシア産120トンと台湾産60トンのシジミを「木曽川産(愛知県産)」
と表示し販売。
同社は営業を自粛している。

ロシア産は国産と同じ、台湾産は国産よりキロあたり100円高いが
外国産では取引してくれなかったのでやった。
という内容だった。

読んでいて悲しくなってしまった。

関心の無い方なら「産地偽装してけしからん会社だ」で終わりかも
しれません。

でもここに至るまでの経過は私たちが取り組んでいる長良川河口堰の問題
そのものなのです。

昨年9月このブログでも報告しましたが、桑名市議で「シジミプロジェクト・桑名」で
活動しておられる伊藤研司さんから桑名の赤須賀漁協のシジミ漁について
お話を聞く機会があった。
(詳しいことは昨年9月のブログをご覧下さい)

そのときにいただいた河川別シジミ漁獲量の経年変化の資料をあらためて掲載します。
シジミ漁獲量変化

長良川河口堰が運用されて長良川のシジミ漁は壊滅。
その後揖斐川も激減。
(長良川が獲れなくなり揖斐川で獲りすぎとともに
平成20年に完成した揖斐川上流の徳山ダムの影響もあるのではと考えられる)

そして木曽川でのシジミ漁が多くなったそうです。

こうした結果が結局木曽三川すべてのシジミを激減させてしまったのでは
ないかと考えられています。

河口堰の開門調査実現に向けてずっと私たちは河口堰でシジミがいなくなった。
開門調査をして影響や開けて回復状況など調査しましょうと訴えていますが
国や水資源機構は「シジミはいる」と反論してきました。

確かに長良川の河口堰下流の両サイドに少しいるようですが、
生物として生息していてもとても漁として成立する量ではありません。

はらずも今回の偽装問題が私たちの主張が正しかった事を証明したのですね。

報道機関にはこの会社が損をしてまで偽装しなければならなかった根本的な
原因についてさらに突っ込んで取材してもらうことを期待したいです。

さて、2週間郡上に行けず3月になってしまいましたが、
暖かくなったし雨も降って水況も回復、そろそろ天然アマゴも動き出したのではと
1日に吉田川で竿を出しました。

午後4時半過ぎに釣り初め、最初は全くアタリがなくまだダメかと
思い始めたときの5時過ぎに待望のアタリ。

このときはビックリして空振り。(毎年一発目のアタリは空振りでほんと自分でも情けない)

それでもアタリがあった以上期待できると粘ると5時半過ぎに
今年1匹目のアマゴが釣れました。

2019年1匹目
サイズは13センチほどとまだ稚魚といった感じです。

写真だけ撮らせてもらって川にお帰りいただきましたがやっぱり美しい。

その後はアタリが連発。
でもなぜかほとんど同じ流れのところです。

「この流れです」と餌を流す場所を写しながら釣っているとここでもアタリ。
片手に竿、もう一方の手でカメラ。
こんな時にアタルか?と写したのは良かったけど写真はブレブレ。
ゴメンナサイ
掛かった
(写真真ん中の水しぶきが上がっているところが魚です。)

結局5時半から6時過ぎまでに10匹以上釣れました。
ただ小型が多く、キープできたのは5匹だけ。
2019年3月1日

こちらのサイズは17.5センチ~19センチでした。

いよいよアマゴ釣りの本格的なシーズンに突入したようです。
長良川本流は早いかもしれませんが支流はどこも良くなっていると思います。
来てみませんか?







引き継ぎへ

24日は「よみがえれ長良川」の実行委員会を兼ねて川漁師の平工さんの
お話を聞く日だった。

ところが会が始まる前に、この日の朝、平工さんの大先輩で師匠の一人でもある
大橋亮一さんが亡くなったとの報告が事務局長からあった。

大橋さんは長良川の専業川漁師で生活されてきた方で26日の中日新聞の記事にあるように
本当に長良川の生き字引でした。
大橋さん追悼記事

私たち「長良川河口堰建設に反対する会」も反対運動の中で毎日のように川に出て
川や魚の細かな変化を知っていらして唯一「川の生の声」を代弁できる方として
本当にたくさんご協力いただきました。

河口堰ができてからは今度は開門目指しての運動に積極的に関わっていただき、
いつも「横断構造物(河口堰)ができてから長良川は、ばばち(きたなく)なった」と
語られていたのが印象的でした。
そんな語りがこれからお聞きできなくなると思うとさびしいです。

26日の告別式には反対する会・岐阜代表の高木久司と一緒に参列させて
いただきました。
ご冥福をお祈りするしかないのですがやはり残念です。

平工さんも当然亡くなった事はご存じなので
24日のお話も大橋さんから漁について教わっている場面の映像から始まりました。

大橋さんと平工君

網の話や蟹籠の話などをしながら指導を受けている場面です。
もくずガニ漁の指導
平工さんもまだまだ教わりたい事たくさんあったかと思います。


でも「平工さんのお話を聞く会」と亡くなった日が重なる偶然。
なんだか川漁師の引き継ぎの日になったように感じたのは私だけでしょうか?
もしかしたら平工さんご本人も何かを感じられたのではないでしょうかね。

この日のお話はいつもにも増して自然な川で鮎だけではない天然のいろいろな魚を
獲って生活したいという思いが伝わってきました。

























記事  ぎふ平成史

少し前ですが2018年12月27日の岐阜新聞にこんな記事が載りました。
掲載されたことは知っていました。

その記事がやっと手に入りましたので報告です。
今年で最後ということで平成を振り返る特集になったようです。
岐阜新聞記事
昭和の終わりから平成の初めにかけて長良川河口堰の建設反対運動が盛り上がり
各地で建設反対集会が開催されました。
その運営に携わった中心として「長良川河口堰建設に反対する会・岐阜」の代表
高木久司がインタビューを受けました。(記事左上の写真)

当時発行したニュース「長良川ネットワーク」や運動の写真を前に
「みんな長良川が好きで、自然を守りたい一心で動いていた。勢いがあった」と
語ったとあります。
そして「まだ河口堰問題は終わっていない」とも。

このブログも反対する会のブログで時々脱線することがあるものの続いているのも
高木代表のこの言葉の表れです。
今後もよろしくお願いいたします。

さてその長良川の正月の様子。
1月4日~5日にかけ郡上に行ってきました。
4日は全く雪がなかったものの5日起きるとうっすらと雪が積もっていました。

でもその雪も昼頃には解け道路上は全く問題無し。
岐阜への帰りに寄り道して2箇所撮影。

吉田川の新橋から
1月5日の吉田川

郡上大和の本流にかかる西河橋から
西河橋から

山にうっすらと雪が残るもののこの時期としては異例の少なさです。

また家に着く前に釣具屋さんへ

前回の宣言通り遊漁証を購入。
2019年遊漁証
これで岐阜市内の長良川からその周辺の支流にかけてすべてOKで
楽しめます。

その後釣具屋近くの両満川を覗くとこの寒さの中子ども達が集団で釣りをしているのに遭遇。
子ども釣り師達

ここは深くても40~50センチで安全な所で、「何獲れる?」と聞くと「ハエ」との返事
覗くと確かに3~5センチのオイカワの稚魚らしき小魚がたくさん見えました。

子ども達がこんなにたくさん釣りをしているところを見るなんて本当に久しぶりで
こちらが嬉しくなってしまいました。

スマホゲームよりこちらの方が断然面白いと思うのです。
子ども達もっともっと野に出ておいで~!!









2018年最後の作業

大晦日までに一度郡上に出かけたいと思っていますが
ここ数日、「この冬最強最強寒波がやってくる」と気象予報で言っています。

雪が降るのは覚悟していますが、どこまでの積雪があるかですね。
本格的に降るとあっという間に危険を感じるほどの積雪量となりますから
様子を見ながら判断したいと思っています。

雪が降ると予想されている地方の方は車の運転などお気をつけ下さい。

本日27日は市民学習会ニュースNO28号の発送作業の日。
お手伝いに行ってきました。

送付するのは以下の4種類
あいさつ文とニュース、チラシ2枚です。
同封する物

この4種類をセットして封筒に入れ会員宛のタックシールを貼り、のり付けして
メール便用のシールを貼る作業です。

なかなか地味な作業でこんな感じでやっています。
中には名古屋から参加いただいた方もおられます。
作業風景

運動というと報道などで結構派手な印象がありますが、ほとんどが地味な作業を
皆の協力でやって運動が進んで行くというのがほとんどなんですよね。

こんな作業が何十年と続き、ほんと長良川河口堰の反対運動は粘り強いなと
あらためて思います。
それだけ長良川を愛している方が多いということなんでしょう。

今年はこれで長良川の運動も活動納め。
また来年です。

その来年早々ですが、今日発送したチラシの「伊勢湾シンポ」があります。
2019伊勢湾シンポ
このイベントも岐阜、三重、愛知、と一回りして今回岐阜に戻り、4回目となります。

長良川からは川漁師の平工顕太郎さんが2018年の川漁の現状などをふまえ
お話いただきます。

2019年2月3日(日) 13:30~
場所 岐阜市のメディアコスモス「考えるスタジオ」です。

ぜひ遊びにおいで下さい。

そして来年も  『 長良川 』  をよろしくお願いします。








疑問だらけ

11月9日に郡上在住のある方から電話をもらった。

11月4日のNHKのさわやか自然百景「長良川・夏」を見たかとのこと。

ちょうどこの日は前回のブログに載せたように愛知県民見学会の日。
お手伝いに行っていて見ることはできなかった。

そのように返事をすると「番組のナレーションで『長良川にはダムがなくさまざまな生き物が
自由に行き来します』と言っていたおかしくないか」とのことだった。

見ていなかった私には電話口でその音声を聞かせてくれた。

その後NHK岐阜に問い合わせてみたあと再度電話をくれて
NHKは行政などに聞き制作し、河口堰はダムではなくあくまで堰との理解と
とりあえずの返事をもらったと教えてくれた。

NHKは長良川の素晴らしさを紹介する番組を制作したかったのであろうが
これまでの河口堰問題の経過や現在の問題点など知っているはずである。

サツキマスの壊滅的な減少は?
シラスウナギの遡上はあった?
鮎だって受精卵を河口堰まで人の手で運んでいるし、
漁獲量が少なくなって魚苗センターも拡充しなければならなくなった。
「自由に行き来している」は,ないのでは?

正確な情報を伝えて欲しい。

魚苗センター拡充については岐阜新聞WEBの記事でも
同じようなことがあった。

岐阜新聞WEB記事
ちょっと不鮮明ですが興味のある方は「岐阜県魚苗センター拡充」で検索してもらえば
出てきますので見てください。

この中に長良川河口堰の魚道で捕った鮎を育て採卵し飼育放流するという方式を
とったとある。
その理由の1つとして冷水病に感染しやすい琵琶湖産に依存していたので
1990年代に漁獲量の減少を招いたとある。

いかにも琵琶湖産鮎の放流が原因のように書かれているが
同じセンター拡充についての読売新聞のWEB記事によれば1992年がピークで
そこから減っていると書かれていた。
1993年から減り始めた訳だ。

1993年といえば1995年運用開始の河口堰の本格的な建設工事の時期と一致する。
つまり河口堰建設の影響が一番大きいと考えるのが普通ではないか。

この記事は岐阜県など河口堰の負の部分に触れたくない方面からの発表だけをもとに
書かれたのでこのような内容になったのではないか。
琵琶湖産鮎も結構なとばっちり?

それにしても書いた記者さん何も疑問持たなかったのかな~。
それともわかっていて・・・・・
なんか報道などいろんなところでこんなところが目に付くこの頃です。


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nagarask@gmail.com

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