fc2ブログ

温暖化で鮎小型化に疑問

 2021年12月30日の中日新聞記事「アユ漁温暖化で異変」について
2023年1月31日に発行した市民学習会ニュース38号に疑問を提示した文章を
掲載させてもらいましたが、今年の1月6日(土)の中日新聞岐阜県版に
また次のような記事が出ました。

img084.jpg

内容は温暖化で長良川の水温が上昇し、秋に産卵するための落ち鮎となる
時期が遅れ、餌を充分に食べることができず小さいまま春の遡上時期を迎える
ので小型化、その小型化したアユが子孫を残すことでそのDNAが広がっていく
というものです。

しかし私は、この記事に違和感をもちました。
長良川のアユの小型化については、1995年の長良川河口堰運用開始後から
河口堰の影響について研究されて、すぐに言われ始めました。

「長良川下流域生物相調査報告書2010」
img085.jpg

岐阜大学の古屋康則さんの報告「河口堰がアユの生活史に与える影響」の
63ページの「遡上に見られる変化」で下記のように述べられています。

img089.jpg

全部読んでいただくのが良いのですがスペースに限りがありますので
63ページだけ掲載させてもらいます。

右段の真ん中あたり
「1995年から2003年までの遡上アユの体長組成を比較すると」から
以降に調査の経過があり、最後に
「即ち、河口堰運用後は遡上時のアユの体サイズが小型化していると言える」
と記載されています。

またフォトエコロジストの新村安雄さんが中日新聞に連載された
「川に生きる」2016年12月18日にも「河口堰が変えたアユ」という
記事があります。
img087.jpg
国土交通省の「長良川河口堰モニタリング委員会」の公開資料をもとにして
この記事の最後には
「川への遡上も産卵も遅くなり、大きさも小さくなった。アユを変えたのは
長良川河口堰だった」ときっぱりと書かれています。

 私も運用開始前から河口堰問題に関わり、長良川で鮎釣りもやって来て、
長良川のアユの小型化の原因について、温暖化より先に河口堰の影響があると
これらの資料などを読んで考えています。

 中日新聞の今年1月6日の記事はこうした「河口堰の影響について」の
研究を検証して書かれたものでしょうか?

こうした事を検証せず、温暖化だけによってアユが小型化したというような記事を
掲載すれば、たとえ温暖化の影響もあったとしても、岐阜県民が大切な事を
見落とす原因を作ることになるのではないでしょうか?

それにしても、これを書いた記者さん達は調査報告書や新村さんの連載を
読んだりしたのかな?
でも「川に生きる」は同じ中日新聞の連載だし、中日新聞発行の本にも
なっているしね。

機会があれば意見を聞いてみたいものです。











新年初めての郡上行き

 新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

元旦早々北陸地方を中心に大変な災害が起きてしまいました。
岐阜市内はそれほど大きな揺れではありませんでしたが、皆様のところは
いかがでしたでしょうか?

私も輪島、珠洲、七尾、志賀町など犬を連れて泊まり歩いたところばかりで
ニュースを見てその変わってしまった姿に驚くしかありません。
早い復旧を願うばかりです。

 さて、
 4日から家の点検を兼ねて今年初めて郡上に行ってきました。
郡上はより北陸に近く、揺れも大きかった事が想像できます。

ニュースを見ていると我が家より遙かに立派な家が崩落しています。
我が家は、川縁の斜面に建つボロ屋なので、少し大きな揺れであっても
ガタが来ているのではと心配していました。

到着してすぐに隣の方に聞いたら「ゆっくりだが結構揺れた」と話されていました。

さっそく家の中や川沿いの畑など見て回りましたが、見た範囲では特に
崩れた場所など異常は無く一安心。

冬は草刈りもほぼ必要無いので次の日は早めに郡上を出て、
高鷲町までアマゴ解禁前の様子見に行ってきました。

やはりこの冬は雪は少ないですね。
大和町の釜淵橋からは雪の山々がきれいに見えますが、川にはまったく
ありません。
DSCN5035.jpg

白鳥町では市街地はありませんが長滝の道の駅近くまで来ると
昨年末に降った雪が日陰に残っています。

DSCN5039.jpg
(道の駅少し下流右岸)

さらに上流のアマゴ釣りによく行く郡上谷橋(切立川合流点)では
河原の多いところで25~30センチほど。
DSCN5042.jpg
雪はあるもののこの時期としては例年より遙かに少ないと思います。

まだ今年も始まったばかり、今後例年通りの降雪があるかもしれませんが
こんな調子で春を迎えてしまうと渇水の春の長良川になるのではと
心配になってしまいます。

 ところで車で走り回っていて途中こんな所も見つけました。
DSCN5045.jpg

タラノキです。
写っているのは5本ですが他にもあってちょっとした群生でした。

これを見ると春が楽しみになってきます。
絶対にタラの芽取りに来るぞ!!








2024年迎春準備

 今年も今日28日を入れてあと4日です。
今年中にもう一度釣りに行きたいと言っていましたがどうやら無理のようです。

さて昨日は日帰りで郡上に掃除に行ってきました。

 先日の寒波の時、郡上市長滝では50~60センチの積雪との報道がありました。
明宝の二間手の道路ライブカメラでも雪の様子だったので、川小屋にも
雪が残っているのではと心配して出発しました。

ところが八幡町市街に入ってもまったく雪はありません。
DSCN4988.jpg
27日の吉田川新橋からの様子です。

家に到着して屋根を見てもまったく雪はなく、雪が残っていると思い込んで
構えて行っただけに拍子抜けするほどでした。

天気予報では、この先しばらくは暖かい日が続くそうなので、お正月は雪のない
郡上八幡町となりそうですね

無事に掃除を済ませ鏡餅も飾り、これでお正月を迎える準備完了です。

そしてこのブログで迎春準備といえばこれですね。

DSCN4991.jpg

2024年の長良川中央漁協(下)と長良川漁協(上)の雑魚の年間遊漁証。

なんと今年は値上がり。
中央漁協が3,000円、長良川漁協が5,000円になっていました。

中央漁協の3,000円はまだしも長良川漁協の5,000円は高い気がします。
釣り人口が減り続け経営的に厳しいのは判りますが、ますます人が川から
離れていくのが加速するのではないかと心配しています。
これも時代の流れなんでしょうかね?

それと長良川漁協の遊漁案内に、今年大きな話題となった長良川の
コクチバス問題についてのチラシが入っていました。

表面がこちら
img082.jpg

裏面です。
img083.jpg

皆さんも長良川や流域で釣りなど川遊びをしていてコクチバスを見つけたり
採捕した場合はその場所の管内漁協に連絡してあげてください。

加えて
密放流については明確な法令違反です。
こちらは見かけたら警察への連絡が必要となっています。
よろしくお願いします。

それにしても長良川の環境維持も年々大変になっていきますね。

しかし、これでとりあえず来年の川遊び準備はOK。
釣れるかは別にして、いつでも釣りには行けます。
ご期待ください。


 さて、今回で今年最後の更新となります。
一年間ありがとうございました。

来年も長良川やその流域の様子を見つめ、しつこく報告し続けて行く予定です。
皆さんの興味や関心にどこまで添えるかわかりませんがよろしくお願いします。

良いお年をお迎え下さい。











見える魚を釣りに

 寒くなってきて川にも魚の姿が少なくなってきました。

それでも釣りをしたくて魚が見えるところを探して車を走らせました。

荒田川にいることがわかっていますが、いつも同じ場所ではつまらないので
今回は岐南町を流れる境川です。

この川は以前にも来たことがあるのですが、今回も覗くと水面下には魚がビッシリ。
DSCN4967.jpg
(水が濁っているのでハッキリと見えなくてすいません)

この寒さの中でもいるところには居ますね~
肉眼で見るとヒラを打っている魚などでいっぱいです。

近くには越冬なのか野鳥もたくさん泳いでいました。
DSCN4973.jpg

 この魚の数を見れば竿を出さずにはいられません。
時間があまりなかったので急いでタナゴ仕掛けと赤虫の餌で竿だし。

すぐにアタリがあり釣れてきたのはなかなか型の良いオイカワでした。
その後も適度なペースで掛かってくれたのですがほぼオイカワ状態。
30分ほどでこれだけの釣果。

DSCN4969.jpg

天ぷらサイズのなかなか良い型ばかりです。

これが長良川なら食べるところですが、この油が浮く水とゴミの多さではさすがに
その気になれません。

それでも遊びにはちょうど良く、さあ釣るぞと気合いを入れて2~3匹追加したところで
強風にあおられた仕掛けが水面近くの草に絡まるライントラブル。

タナゴ浮きも含め全部仕掛けを無くしてしまうトホホな結果で終了となりました。

結局この日の釣果はこれだけ。
DSCN4972.jpg
一番小さいのがタモロコであとはすべてオイカワでしたが
まずまず楽しませてくれました。

 今年中にはもう一度釣りに行きたいと思っていますが
明日21日からはこの冬最強寒波がやってくるとのこと
どうなりますやら。

最強寒波の中で釣りに行かれる方、ほぼいないと思いますが
行かれる場合は釣果よりも体調を優先して下さい。













洲原神社 垢離取祭

 郡上では久しぶりにまとまった雨が降りました。

11日に郡上に行きましたが夜から雨が降り始め12日の朝起きて川を
見てみると濁りが出て川の中で40~50センチほど出ていた岩がかくれるほど
増水していました。

DSCN4917.jpg

この時期にこれだけの雨が降るのはあまりありませんので
渇水の川にとっては良い雨だったのではないでしょうか?

 琵琶湖では水位が60センチも下がり取水制限もあるかもとのニュースが
ありましたが、まだまだ降水量が足りないにしても一息つけたかもしれませんね。

 さて12月10日(日)は美濃市の洲原神社の垢離取祭(こりとりさい)でした。

 「垢離取祭」は霊峰白山より白山大神(しらやまのおおかみ)を洲原神社にお迎えす
る神事です。
この白山大神に奉仕する斎主が、長良川で2時間おきに1日七回の水垢離を取り、
潔斎して汚れを祓い清めます。

神社から門前の長良川に向かいます。
DSCN0983.jpg

河原で祝詞を唱えたあと白いテントで衣服を脱ぎ長良川に入ります。
DSCN0990.jpg

まず腰まで浸かります。

DSCN1003.jpg

私はこれで終了かと思っていましたが、ビックリしたことに全身を水に
沈め潜られていました。

DSCN1004.jpg

全身の汚れを祓い清めるということなので当然なのかもしれませんが
軟弱な私としては、頭から水を被ればと思っていたので驚いてしまいました。

DSCN1013.jpg

水垢離を終えると再び衣服をまとわれ神社に戻ります。
DSCN1019.jpg

私が見学したのは第三回の水垢離でしたが、これを七回取り
18時に神迎神事で白山大神をお迎えし、御正殿に奉齋されるそうです。

神社といえば、お正月に初詣にでかける程度の信仰心しかない私ですが、
見ていると長良川と白山信仰の結びつきを目のあたりにして、そのような私でも
厳粛な気持ちにさせていただける祭礼でした。







プロフィール

nagarask

Author:nagarask
問い合わせ
nagarask@gmail.com

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる